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【ナンピンとは】諸刃(もろは)の剣!?ナンピンについて徹底解説!

この記事では、このナンピンについて解説していきます。

ナンピンとは

ナンピンとは、含み損をしている時にさらに同じ方向にポジションを追加していく上級者向けのテクニックです。

ナンピンは、保有するポジションを取得した平均の価格を有利にすることを指します。

例えば、100.100円の時に1ロットで買いエントリーしたとします。

その後、相場が逆行して下がってしまった場合に、更に買いエントリーを追加します。

仮に追加した時の価格が100.000円だったとすると、2つの買いポジションの平均取得価格は100.050円になります。

100.100円で買いエントリーをするより、100.050円で買いエントリーする方が、同じ価格で決済した時に利益が多くなります。

つまり、保有するポジションの平均取得価格を有利にして、利益を増やすというテクニックです。

ナンピンのデメリット

ナンピンの最大のデメリットは、強制ロスカットが起きやすい事です。

ナンピンをする時は、相場が逆行している訳ですから、ポジションを追加すればするほど損失は大きくなっていきます。

この時、証拠金維持率はどんどん低下していきます。そして、FX業者の定める維持率を下回ってしまうと、強制ロスカットになります。

下手をすると、一度のトレードで資金のほとんどを失ってしまう可能性があるので、注意が必要です。

ナンピンのメリット

ナンピンの最大のメリットは、いつもより大きな利益の幅で決済することができる可能性があるということです。

うまくいけば、その”トレンド”または”レンジ”の最高値(最安値)でエントリー出来るので、えられる利益幅が大きくなります。

しかし、相場の動きが読めていないと使いこなす事は難しいテクニックですので、初心者の方は控えた方がいいといえます。

無限ナンピンについて

強制ロスカットになるまで、ひたすらナンピンし続ける事を無限ナンピンといいます。

相場が逆行し続けても、いつかは反転する事を期待してナンピンし続けてしまうのです。

損切りと同じように損失が大きくなりすぎると、切るに切れない心理状態に陥ってしまい、塩漬けになってしまう原因にもなります。

損失出ている状態で同じ方向にポジションを追加して行く事は、損失が出やすいポジションを追加するのと同じなので、リスクが高く大変危険な行為です。

多くの場合、大きな損失に繋がるので、初心者の方は無限ナンピンしないよう気を付けましょう。

まとめ

ナンピンは、ポジションの平均取得額を有利にすることで利益を大きくするテクニックです。

しかし、大きな損失が発生するリスクと隣合わせなので、上級者向けのテクニックであるといえます。

正直、損失が出ている状況で、さらに同じポジションを追加する事はリスクが高く大変危険な行為です。

テクニカルファンダメンタルズから相場が読めるようになってから挑戦するようにしましょう。

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