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【ボリンジャーバンドとは】扱いやすく初心者向けのテクニカル手法について解説!

  • 2019年4月14日
  • 2020年5月16日
  • 実践編

ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは、「その通貨が買われすぎ・売られすぎ」というのを視覚的にした指標のことです。

数字の羅列などではなく、チャート上で視覚的に理解することができます。

テクニカル分析において非常によく使われる手法であり、多くのトレーダーに使われています。

ボリンジャーバンドの読み方

ボリンジャーバンドは、中心の移動平均線を含めて上下に2本または3本、計5~7本の線(バンド)で構成されます。

たくさん線があるので難しいように見えますが、考え方はシンプルなものです。

ボリンジャーバンドの各線は移動平均線からどれだけ離れているか(標準偏差と呼び、σ(シグマ)とも表します。)を表しています。

線は上から順に次のようになります。

  • +3σ
  • +2σ
  • +1σ
  • 移動平均線(ミドルライン)
  • −1σ
  • −2σ
  • −3σ

また、バンドの中でローソク足が動く確率は次のように統計学的に定められています。

  • ±1σ内に収まる確率:68.2%
  • ±2σ内に収まる確率:95.4%
  • ±3σ内に収まる確率:99.7%

このことから、ローソク足はバンドの外に飛び出すと高い確率でバンドの中に戻ります。

ボリンジャーバンドはその性質を利用して、価格の変動幅を予測して利益を得る為の指標です。

ボリンジャーバンドの特徴

ボリンジャーバンドの動き方は下記のようなたった3つです。

  • スクイーズ
  • エクスパンション
  • バンドウォーク

この3つを理解すれば、相場が今どの位置なのか、どこでエントリーすれば良いのかが明確になるので是非覚えましょう。

スクイーズ

スクイーズとは、バンドが収束しローソク足が一定の価格のまま進む状態のことです。

スクイーズは、相場の方向性に迷いがある時に生じます。

値幅が小さく、一定の価格帯でローソク足が往復することをレンジ相場と言います。

利益を上げることが難しく、基本的には待つことが重要となる場面です。

スクイーズは、相場に参加者する多くの人が我慢している状態です。

この状態が続くほど動いた時の反動が大きく、ブレイクが起きた時に生じるトレンドがより強くなります。

エクスパンション

エクスパンションとは、収束していたバンドが開きローソク足が大きく動く状態のことです。

スクイーズの時に溜まっていたストレスから解放され、上下どちらかにトレンドが発生します。

相場が活発になり、値動きが大きく利益を上げやすい状態です。

ここで気をつけて欲しいのが、しばしある「ダマシ」です。

ダマシとは、相場が動いたのに勢いが足りず、サインとは逆の方向に動くことをいいます。

ローソク足が大きなヒゲを作った時などはダマシの可能性があるため、無理をせず様子を見ましょう。

バンドウォーク

バンドウォークとはわかりやすいトレンドの形であり、ローソク足がバンドをなぞるように動く状態のことです。

バンドウォークが発生した場合、相場はしばらくの間トレンドに沿った値動きをします。

したがって、トレンドを否定するまでポジションを離さないことが利益を大きく伸ばすコツです。

ボリンジャーバンドを根拠にトレードをしている場合では、

トレンドに沿って動いていたローソク足が移動平均線を明確に割るまで利益確定を待つのが良いです。

ボリンジャーバンドを利用した初心者おすすめ売買方法

基本的に相場は上昇トレンド、下降トレンド、レンジの3つの状況しかありません。

  • 上昇トレンド:値段が上がり続ける相場。下落しても小さく、前の安値は下回らない。
  • 下降トレンド:値段が下がり続ける相場。上昇しても小さく、前の高値は上回らない。
  • レンジ:一定の価格帯を往復して動くこと。方向性に欠け、どちらかの方向にブレイクした時にトレンドが始まる傾向にある。

これをさらに絞れば、トレンドとレンジの2つのみです。

相場に慣れないうちは、バンドウォークが発生したらトレンドに沿って順張りでポジションを取るということを徹底するのをおすすめします。

まとめ

ボリンジャーバンドは売買がどれだけされているかを示す指標です。

バンドの状態はスクイーズ、エクスパンション、バンドウォークの3つです。

それぞれを理解することによって、トレードの勝率を高めることができます。

初心者にもやさしく、一度理解すれば扱いやすい指標といえます。

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