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【証拠金維持率とは】安全圏でトレードするために気にするべきことについて

この記事では、FXにおける証拠金維持率について解説していきます。

証拠金維持率とは

FXにおける証拠金維持率とは、保有しているポジションの必要証拠金に対する有効証拠金の割合の事です。

必要証拠金とは、ポジションを持つために最低限必要な証拠金です。

それに対して、有効証拠金とは証拠金から保有しているポジションの損益を合計した金額です。

証拠金については以下の記事にて解説しています。

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つまり、証拠金維持率とは、保有しているポジションやレバレッジが大きすぎないかどうかを表しています。

また、証拠金維持率は、強制ロスカットや追証の危険性を知る指標になります。

証拠金維持率が100%に近づくほどこの危険性が高く、大きいほどに安全であるといえます。

一般的に、証拠金維持率が一定基準を下回るとロスカットが起こってしまいます。

強制ロスカットが起きてしまうと、とても大きな損失が出てしまいます。

そのため、ロスカットを起こさないように、証拠金維持率を意識してトレードする事が重要です。

また、追証や強制ロスカットになるタイミングは、FX業者によって異なります。

口座開設する際に確認しておくことが必要です。

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率の計算方法は以下の通りです。

証拠金維持率  = (有効証拠金÷必要証拠金)×100

FX業者の用意した取引ツールを使用してトレードする際は、一般的に証拠金維持率が表示されていますので、毎回計算するという事はありません。

しかし、システムの障害などで本来の数値が表示されない可能性はあり得ますので、自分で確認出来るように覚えておきましょう。

適正な証拠金維持率とは

適正な証拠金維持率は、トレードスタイルによって異なるといえます。

スキャルピングデイトレードの場合、適正な証拠金維持率としては300%以上が目安です。

また、スイングトレードポジショントレードの場合は、1000%以上を目安にするのがいいでしょう。

証拠金維持率を下げるということはリスクを上げるということですから、自分で管理ができるようにしましょう。

証拠金維持率とレバレッジとの関係

証拠金維持率からは、どれくらいのレバレッジで取引しているかも分かります。

証拠金維持率とレバレッジの関係を以下にまとめます。

  • 証拠金維持率=2500% → レバレッジ1倍
  • 証拠金維持率=1250% → レバレッジ2倍
  • 証拠金維持率=500% → レバレッジ5倍
  • 証拠金維持率=250% → レバレッジ10倍
  • 証拠金維持率=100% → レバレッジ25倍

レバレッジが高くなるほど、必要証拠金は少なくなります。

しかし、少ない資金で大きな取引を行う事になるので、有効証拠金に対して大きなポジションを保有することになって証拠金維持率は低下します。

また、FX業者によって規定は異なりますが、一般的に証拠金維持率が100%を下回ると強制ロスカットの対象になります。

トレードを開始する前に、使用するFX会社に確認をしておきましょう。

まとめ

証拠金維持率は、資金に対して適切な額での取引をしているかを確認する為の値です。

証拠金維持率が低いほど、そのトレードはリスクが高いと言えます。

スキャルピングやデイトレード等の短期取引の場合は300%以上、スイングトレード等の長期取引の場合は1000%以上を安全圏の目安にしましょう。

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