FX とは何か
FX というのは「Foreign Exchange」の略称です。正式名称は「外国為替証拠金取引」です。
FXは外国の通貨を売り買いすることで利益を得るという投資方法です。なお、外国の通貨とは、ドルやユーロ、ポンドなどのことを指しています。
通貨の値段は常に変動するので、FXではその価格変動によって利益を得ます。
FXの特徴は大きく分けて3つ
- 相場が上がっても下がっても利益の出る
- 平日なら24時間いつでも相場が動いている
- 少ない資金であっても大きな利益を生み出せる仕組みがある
1.景気に関係なく利益を出すことができる
株式投資などの他の投資方法が「買う」という注文から始まるのに対して、「買う」「売る」という両方の注文から始めることができます。
つまり、
- その通貨の値段が上がると思ったら買い注文をし、値段が上がった後に売ればその差額分が利益になる
- 逆に値段が下がると思ったら売り、値段が下がった後に買い戻すことによってその差額分だけ利益として得られる
この「売り」という注文ができることで、相場が下がっても利益を出すことができます。つまり、景気の良し悪しに関係なく利益を出すことができるという特徴があります。
2.為替市場は平日24時間動いている
FXでは世界の通貨を相手に取引を行いますので、国内の株を対象にした投資などとは異なり平日は24時間市場は動いています。ただし、休日はどこの国でも為替市場は動いていませんので、値動きはありません。
また、取引時間が長いということは、それだけ利益を出すことのできるチャンスが多いと言えます。
これにより、仕事の前後などに取引をすることができるので会社に勤めている人でも利益を出すことができます。このような理由から、FXは副業として選ばれやすいです。
3.少ない資金でも大きな利益を出すことができる
投資というものは基本的には資金が多いほどに利益を多く出すことができます。
しかしながら、FX では少ない資金でも大きな利益を出すことができる理由が2つあります。
資金が少なくても済む理由は、以下の2つです。
- 手数料がほとんどかからないこと(非常に安い)
- レバレッジという仕組みにより、自分の持っている資金以上の取引が可能
FX は手数料が安い
投資におけるほとんどの金融商品では、手数料として以下のようなものを払う必要があります。
- 口座開設費
- 口座維持費
- 取引口座への出入金の際の手数料
- 取引手数料
これらの手数料のうち、取引手数料以外の手数料が基本的には無料です。
また、FX業者によっては取引手数料が無料となっているところも増えてきています。
ただ、取引手数料が無料の業者では、スプレッドと呼ばれる売値と買値の差による手数料のようなものが加算されるので、完全に無料というわけではありません。
レバレッジによって自分の資金以上の取引が可能!
レバレッジというものは、簡単に言えば「取引のために自分の資金の数倍を借りてそれで取引を行うことができる」という仕組みです。
つまり、レバレッジを利用することで、少額の資金でもある程度大きな金額の取引を行うことができるという利点があります。
取引金額が大きくなるほどに利益は大きくなりますので、レバレッジを利用することによって、利益を何倍にもすることができます。
しかし、利益が大きくなる可能性があるということは、損失が大きくなる可能性もあるということです。よって、レバレッジを使う前には、そのようなリスクを理解する必要があります。
まとめ
FX は外国の通貨を取引することで利益を出す投資方法です。
少額で始めることができ、景気に左右されず24時間利益を出すことができます。
しかし、もちろんリスクなども存在するので、それらを認識して知識をつけることが大切です。