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【スリッページとは】隠れた手数料になりうるスリッページについて解説

  • 2019年3月12日
  • 2019年3月23日
  • 入門編

スリッページとは

スリッページとは、為替相場の変動などにより、注文した時の価格と実際に約定された時の価格の差のことを指します。

例えば、注文時には100.000円だったのに、実際に約定した価格は100.005円だったというとき、スリッページが0.005円であるということになります。

価格が滑る(スリップする)ことからスリッページと呼ばれています。

基本的にはどのFX業者でも、どの程度のスリッページまでなら許容してそのまま注文を通すのかを設定することができます。

約定させること(ポジションを取ること)を優先させたい場合にはスリッページの幅を広く設定し、自分の希望した価格で注文を通したい場合には幅を狭く設定するのがいいと言えます。

スリッページで注意すべきこと

スリッページは為替相場の変動が激しいときに起こりやすいです。

よって、価格変動が激しいとき、スリッページが生じてしまって自分にとって不利益な取引になる可能性があるので、そういった場合には取引を控えることが必要です。

また、業者によってスリッページの起こりやすさは異なります。

一般的に約定力(約定率)の高い業者はスリッページが起きにくいというイメージを持っておくといいです。

約定力のある業者というのは注文を優先的に通せるので、その分スリッページも起こりにくいというイメージを持っておくといいでしょう。

また、おおまかな傾向としてスプレッドが安い業者ではスリッページが発生しやすい傾向にあります。

スリッページは隠された手数料!?

スリッページは実質的な手数料として認識しておく必要があります。

例えば、注文時には買値が100.000円だったのに、実際に約定した価格は100.005円だったというのは、スリッページが0.005円であるということになります。

これを売るときにその価格が100.010円だった場合、利益となるのは0.005円ですよね?

スリッページがなければ0.010円の利益が出たのに、スリッページによって利益が減ってしまっています。

よって、スリッページは隠れた実質的な手数料であるという認識を持っておくのがいいです。

まとめ

スリッページとは注文した時の価格と実際に約定された時の価格の差のことを指します。

スリッページによって、利益が減ってしまう場合があるので、実質的な手数料だというイメージを持っておきましょう。

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