スワップポイントとは
スワップポイントとは2つの通貨ペアにおけるの金利差により得られる損益のことです。
その金利差によって、その通貨を持っている人は利益を得ることができます。
つまり、FXでは取引による価格差からの利益だけではなく、スワップポイントからも利益を得ることができます。
金利の高い通貨を買えばスワップポイントがもらえる
取引をした通貨の金利差が大きいほどにスワップポイントとして得られる利益は大きくなります。
例えば、円売りドル買いのように、金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買うという場合を考えます。
その場合にはプラスのスワップポイントが発生します。
するとスワップポイントとして金利差分を受け取ることができます。
プラスのスワップポイントでは、毎日お金を受け取ることができます。
逆に、円買いドル売りのように、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買った場合には、マイナスのスワップポイントが発生するためお金を払わないといけません。
スワップポイントが付与されるのは朝7時
スワップポイントは毎日、日本時間の朝7時に付与されます。
そのため、マイナスのスワップポイントになるような通貨ペアで取引をしている場合には、その分が損失となるので注意が必要です。
高金利な通貨には裏がある
高金利な通貨として有名なものは以下のようなものです。(2019年3月現在)
- オーストラリア ドル(1.50%)
- ニュージランド ドル(1.75%)
- 南アフリカ ランド(6.75%)
- トルコ リラ(24%)
このような高金利の通貨を買っておくだけで利益が得られるかと言われると、そうとは言えません。
なぜなら、金利が高い通貨というのは、金利を高くする必要があるものだからです。
金利が高いということは、そうでもしないと通貨を買ってもらえない、つまり買い手のつかない通貨であることを示しています。
買い手がつかない理由は主に、その国の情勢が不安であることです。
その国が何か不祥事を起こせばもちろんその国の通貨は手放され(売られ)ます。
そのため、通貨を買ってもらうために金利を上げています。
まとめ
スワップポイントとは、高金利な通貨を買う・低金利な通貨を売ると得ることができ、ポジションを持っているだけで利益を出せるという夢のようなシステムです。
しかしながら、金利の高い通貨というのは情勢的に不安定なこともあるので、総合的に損失を出してしまう可能性があることを認識することが必要です。
初心者の人は、スワップポイントの存在を認識しつつも、通常の取引によって利益を増やすことを目指しましょう。